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皮膚上でマラセチアという酵母様真菌(カビの一種)が繁殖し、炎症を起こす病気です。痒みと脱毛、慢性化で皮膚の肥厚を起こします。臭いがとても強いのが特徴です。
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正常でも少数の菌はいますがある程度以下の数以下に抑えられており、悪さは起こしません。それが免疫力の低下やアトピー、環境的な問題により菌が繁殖する条件がそろうと、病気となります。
皮膚がカサカサしていたり、脂っぽかったりすると、皮膚の免疫力は通常より低下します。
まず皮膚を清潔に保つことが大切で、治療用の抗菌シャンプーで汚れと菌を洗い落とし、皮膚を保湿させることが重要です。皮膚が肥厚しているときには抗真菌薬を内服することも必要です。細菌の二次感染も通常起こしていますので、抗生物質も必要です。塗り薬もありますが、動物は塗り薬はなめ取ってしまうことが多いため効果は低いかもしれません。
なめたり掻いたりすることにより、皮膚は傷つき、余計細菌の二次感染なども起こしやすくして炎症が悪化するため、痒みを抑えるための低用量のステロイドも必要となることもあります。
この病気が単独で起こることは少なく、病気の基礎には甲状腺や副腎皮質などの内分泌疾患やアトピーなどの体質の問題があることも多いです。繰り返し起こる場合には詳しい検査をしておいた方がいいでしょう。
また繰り返し起こるコにおいては炎症を起こしにくい体質にしていくフードに変えた方がいいでしょう。
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