インスリノーマ



 膵臓のインスリンを作る細胞が腫瘍化することにより大量のインスリンが放出されるようになる病気です。インスリンは血糖値を下げるホルモンなので、低血糖が引き起こされます。
 症状は低血糖と関連して
虚脱、精神の変化、痙攣などです。
 他の虚脱する病気を除外するために血液検査を行います。低血糖が確認されたらまずブドウ糖を注射し、血糖値を上げます。
 治療は内科療法もしくは外科療法となります。
 内科療法ではプレドニゾロンやインスリン抑制の内服薬を用います。低血糖の時間を作らないように、頻回の給餌を行います。
単糖類や高炭水化物食は与えないように気をつけ、高タンパク食を与えます。
 低血糖が起こったときにはブドウ糖や蜂蜜を頬の粘膜に塗り込む様にしますが、咬まれないように気をつけないといけません。
 外科治療は血糖値が不安定なこと、腫瘍のサイズは通常小さい(微少転移では見えない)こと、膵臓を触ると膵炎が起こる可能性もあることなどから難易度が高くなります。
 腫瘍は通常悪性で、局所リンパ節・脾臓・肝臓へ転移していることがあります。