リンパ球性-形質細胞性腸炎




 炎症性腸疾患のうち最も多い原因です。リンパ球と形質細胞が腸の粘膜内に過度に浸潤し、慢性の嘔吐や下痢、食欲・体重の減少、低タンパク血症を引き起こします。
 リンパ球・形質細胞は免疫を担当する細胞であり、腸で炎症を起こす原因(
ジアルジア、キャンピロバクター、細菌過剰増殖、食物過敏症、リンパ管拡張症、限局性腸炎、リンパ腫)などと関連して起こることもあります。

 診断は除外診断によります。まず、検便をして寄生虫の有無を調べ、血液検査や場合によりレントゲン検査・超音波検査を行います。他の病気が見つからなかったときには内視鏡検査や開腹生検をして組織検査をして確定診断となります。

 治療は食餌療法と内服療法を行います。
 
低脂肪・低残渣で良質のタンパク質の食餌を与えます。
 炎症を抑えるための
抗炎症薬と場合により免疫抑制剤を用い、細菌の過増殖が起こっている場合には抗生剤を内服します。
 完治は難しい病気なので、症状の軽減が目標になります。