ねぎ中毒




 ネギの中に含まれる有毒成分によって赤血球がダメージを受け、赤血球が壊されて貧血が起こる病気です。
 ネギ類には
アリシンという物質が含まれます。アリシンは赤血球の膜に酸化障害を起こします。膜が傷つき、ハインツ小体が形成されると、傷ついた赤血球は脾臓などで破壊されるようになり、溶血性貧血が起こります。

 貧血を起こした動物は
元気がなくなり、粘膜蒼白・黄疸、ヘモグロビン尿(食後1-2日)、頻脈、脾腫を起こします。

 
タマネギ・ネギ・ニンニク・ニラには成分が含まれますので動物に与えてはいけません。加熱しても破壊されないので、すき焼きの煮汁などにも含まれています。

 食べた直後であれば、
吐かせた方が良いです。大量に食べたのが分かった場合には、胃洗浄も場合により考慮します。
 命に関わることは少なく、タマネギの給与を中止すれば通常良くなりますが、重症例では輸液や輸血が必要となることもあります。
 色の濃い尿をしている場合には、ヘモグロビン尿によって
腎臓障害が起こる場合もあるので要注意です。
 解毒剤はありません。