全体的進行性網膜萎縮



 眼球の奥にある網膜が変性を起こすことにより視力が傷害される病気です。ほとんどは遺伝により起こるものであり、早期(1年以内)に発現し急性の経過を取るもの、早期(1年以内)に発現しゆっくりとした経過を取るもの、遅くに発現(2才以降)しゆっくりとした経過を取るもの、の3つのタイプがあります。
 視力が次第に低下していきますが、
暗いところで見えにくそうということから始まることが多いです。

  網膜の観察においては血管の萎縮、タペタム(網膜の光る部分)の反射亢進、ノンタペタム部の色素減少が見られます。
 予後や進行は犬種により異なります。残念ながら治療法はありません。症状を示したコは
繁殖には使ってはいけないとされています(遺伝するので)。





中心性進行性網膜萎縮




 網膜上皮の異形成により起こるもので、上記のものよりもまれであり症状も軽いです。
 こちらも遺伝で起こりますが、発症年齢は
中高齢になってからです。
 視野の中心部が見えにくくなりますが、周辺視野は良好のため、
動いているものは見えやすいようです。逆に静止しているものが見えにくくなります。
 網膜中心部に小さな色素域が出てき、それが大きくなっていきます。血管やタペタムの変化は少ないです。
 治療法はありません。