骨肉腫



 骨にできる悪性腫瘍の一つで、犬の悪生骨腫瘍の80%を占めています。主に中高年の大型犬に起こります。跛行から病気に気づくことが多く、運動などとは無関係に起こります。痛みは徐々に進行していきます。病気が進むと病的骨折を起こすこともあります。
 
慢性的な体重負荷が誘因とされています。
 確実な治療法は残念ながらありませんが、
痛みがきわめて強い腫瘍ですので、本人を楽にさせてあげることを目的としての断脚手術が推奨されています。
 その後化学療法を行った方が生存期間がのびると報告されています。報告では断脚のみの場合の生存期間中央値は126日でした。化学療法を併用した場合は366日です。

 病的骨折が多く、疼痛が持続することから化学療法のみの使用はあまりおすすめされません。
 痛みが強いため、その緩和が生命の質の向上において最重要課題となります。鎮痛剤で痛みをどこまで抑えられるかは不明です。