コクシジウム




 コクシジウムは原虫という単細胞の寄生虫が腸に感染して起こる病気です。主に子犬・子猫などの免疫がしっかりしていない個体で症状が見られ、血便や嘔吐を起こし、放置すれば虚脱から死亡することも多い病気です。人間には移らないと言われ


ています。
 診断は
オーシスト(卵のようなもの)を便の中に確認することにより行います。
 感染すると、コクシジウムは腸の細胞に入り込んで増殖し、細胞内がいっぱいになるとはじけ他の細胞に感染を拡


げます。腸の細胞が破壊されるので下痢・血便はひどく、重度の脱水をよく起こします。
 駆虫薬を内服することにより治療します。原虫は腸細胞の中で増えるのですが、細胞内の原虫には薬が効かないため、長期間(約3週間)飲む必要があります。脱水・衰弱している場合には入院・点滴が必要な場合もあります。
 成長すれば再感染・再発症は通常ありませんが、便中のコクシジウムは容易に他の個体に感染するので、下痢をしている間他のコと接触しないようにご注意下さい。