静かにしなさいと怒鳴っても


動物病院で相手にするのは動物ですが、
動物は言葉が通じません。
そのため、何か診察や治療をしようとした時に、
ばたばたもがいたり、暴れたりと言う事がしばしばあります。

もがかれていると何も出来ませんので、
飼い主さんにおさえてもらったり、
こちらの看護婦さんにおさえてもらったりする事もあります。

ばったんばったん暴れていて、おさえさせてさえもらえないときなどには、
しばしば飼い主さんもエキサイトして、
「こらーっ、静かにしなさい!
 こらーーーっ!」
と、動物に向かって怒鳴りつける事があります。

ただ、暴れる動物に向かって飼い主さんが怒鳴りつけたからといって、
それで静かになると言う事はあまりありません
(たまにありますが)。

動物が暴れるのは、基本的には興奮しているから暴れるわけで、
興奮している動物を怒鳴りつけても、
余計興奮してしまう、と言う事が多いです。

興奮している動物に対しては、静かになだめるように接することの方が、
短時間でストレスもかけずに触ろうと思うなら、
より良い事が多いです。

そのためには、飼い主さんには静かにしておいてもらって、
声を出さないようにしてもらう方が良いです。

飼い主さんがこらーっ、こらーっと連呼してしまうような時には、
動物も興奮してしまうので、声をあげないよう注意しますが、
時には飼い主さんに診察室の外に出てもらって、
待合室で待っておいてもらった方が良い場合も多いです。

自分の動物が暴れている、と感じた時には、
飼い主さんもあせる気持ちを持つかとは思いますが、
飼い主さんまで興奮すると、余計動物も興奮してしまいますので、
飼い主さんにはどっしり構えてもらっていた方が良いかとは思います。


このHP内の文章、イラストの無断転載を禁じます。
著作権の一切は二本松昭宏に帰属します。
ライン

あなたのご感想を心からお待ちしております。

おなまえ(ハンドルでも)

メールアドレス(できれば)


性別

メッセージ・ご感想