「さあ、どうぞ」と言われても


春になり、狂犬病の集合注射も真っ盛りになっています。
僕も、もうすでに何度か参加させていただいています。

会場にはいろいろな犬が来るのですが、
やっぱり怖いのは、「噛んで来る犬」です。
こちらを見かけると、親の敵にあったように吠え、
噛もうとして来る子もいますので、無事に終わるまでは気を抜く事ができません。

ただ、噛もうとして来るだけであれば、
隙を見つけて後ろからばつんと一撃でうつ事もできるのですが、
一番厄介なのは、

連れて来た人がまるきり犬に触れない場合

です。

この記事を読んでいる人には想像もつかないかもしれませんが、
会場には、時折、
「私、この犬触れないんです。」
とか、
「私、犬嫌いなんです・・。」
などと言う人も、ちょくちょくいらっしゃいます。

普段は主人や子どもなどが飼っていて(もしくは放し飼い?)、
日頃まるで犬に触っていないんだけど、
集合注射のはがきが来て、
自分しか今の時間連れて行く事ができないので、
しょうがなしに連れて来た、という人もいたりします。

集合注射会場での普段の僕の飼い主さんへの説明としては、

「犬と同じ向きになるようにまたがっていただいて、
 両手で首輪をしっかり持って下さい。」

と言っています。

少々の噛み犬でも、この通りにしてもらえれば、
犬から僕の姿が見えないうちに、背中、もしくはおしりにぷすりとうつことができます。

それが、まるで犬のコントロールができず、
連れて来た飼い主さん自身が犬にまたがる事も首輪を持つ事もできない場合、
どうにもうつことができません。

怖くて首輪を持てないと言う人の場合、
けっこうな人が、首輪でなく、リードを持った状態で、
「さあ、どうぞ」
と言いながら、このままうってくれと目で訴えて来ます。

首輪を持たず、リードだけしか持っていない場合、
犬はまるきり保定されていませんので、
リードを握りしめた手の下で、犬がぐるぐると歩き回っています。

そんな状態ではうてませんし、無理にうとうとすると、
うとうとした時に犬に反撃され、こちらが大けがをする可能性があります。

そんなときは、電信柱などにリードを絡めてもらうか、
リードが向こう側に引っ張られていて、こちらに来れない状態になっている時に、
隙を見計らっておしりにぷすりとうつかしかありません。

僕は、檻を使わずに、すーっと忍び寄って、おしりに一撃でうつ派です。
少々怖い犬でも、他の犬に注射をうちながら、
隙を見てぷすっとうちますので、
飼い主さんも気づいていないうちに注射を終えてしまう事が多いです。

いろんな犬がいるもんですけれども、
噛まれるのだけは勘弁ですので、気をつけながら、
慎重に、かつ迅速に、注射をうって行きたいところです。


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