来院時点でなくなっている


しっかりとリードにつないで飼う事が一般的になったからなのか、
交通事故は昔よりもずいぶん少なくなったようです。

とはいえ、僕の病院もすぐ前がそこそこ大きな通りだからなのか、
時折は交通事故で運ばれて来ます。

その時に、受けているダメージはそれぞれですが、
しばしば来院時点で亡くなっている事があります。

道を走る車はけっこうなスピードを出して走っているのですが、
道に飛び出して来た犬をはねた時は、
胸やお腹に直撃した場合は、
犬が受けるダメージもかなりのものになるようです。

瞳孔が開いていて体の力も完全に抜けていて、
というのであればぱっと見てなくなっている事が分かりますが、
中には、なくなっているのかどうか、
傍目には分かりにくい場合もありますので、
まずは瞳孔に光を当てた後、呼吸と心拍を確認して生死を判断します。

まだ生きていれば、助けるべく全力を尽くしますが、
もう来院時点でなくなっていた場合、
獣医師としてはもうどうしようもありません。

飛び出してはねられたりした場合、
手を離してしまった事を悔やんでも悔やみきれませんので、
不慮の事故につながらないよう、飼い主さんにはご注意いただきたいと思います。


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