ペット保険の加入者が増えて来ているそうです


ネットニュースで、「ペット保険の加入者数が急増」という記事を載せていました。

今の加入者数というのが3%というのも低くて驚きですが、
僕の病院でも保険使用者はちらほらとしかいませんので、
まだ多数にははるかに至っていないのが現状です。

欧米並みの10%になるかも、ということで、
欧米でもそれだけなのか、とそれもまた驚きではありますが、
ひとりの獣医師としては、保険に入っている飼い主さんが増えて行く傾向と言うのは、
良いことだと思います。

保険が動物病院にとってメリットかでメリットかと言えば、
わずらわしい手続きがたくさん必要になり、
レセプトの記入に問題があると質問が返って来たり、
すぐに治療費が手元に入ってこないしと、
煩わしい面が多々あるのは実際です
(そのため保険を敬遠する獣医師もいます)。

僕の病院ではカルテ管理ソフトが完全対応していますので、
まだレセプトを作るのも比較的楽なのですが、
パソコンが対応していなかったりしたときに、
手書きでしろと言われると、たしかに勘弁してと言いたくなるかもしれません。

労力をとられる割に、収入が増えるかと言われると、
特にそういうわけでもありません。

本当であれば飼い主さんから直接その場で支払われているはずのものが、
一ヶ月かそこら遅れて入って来る事になるわけで、
また病院へ手数料が入るわけでも全くなく、
それでいて記入が不明だったら
「こんなんではお支払いできませんよ」などと言われるわけで、
なんで作業をさせられてそんな事を言われなきゃならんのかと思わされる事もあったりします。

ただ、最大のメリットとしては、
病気になった時に病院に診せてもらいやすくなる、
ということがあるわけで、
「お金がかかるから、もう少し様子を見ておこう」
ということで病気が悪化する事が減り、
早めに診せてもらえれば、すっきり治るし、
飼い主さんにとってもメリットがあり、
動物病院にとっても悔やまれる場面が少なくなっていいのだろうな、
とは思います。

飼い主さんにしても、保険に入っていれば、
料金の心配を減らして病院に来やすくなるわけで、
その方が好ましい事だと思います。

理想的に言えば、動物を飼う限り、
保険の加入を始め、狂犬病とフィラリア予防、混合ワクチンは、
飼い主としての義務としてみんながしておく、
というのが理想ではあるでしょうけれども、
そこまではなかなかなりそうにないのが現実だとは思います。

保険に関して言えば、保険に入っている人が増えるほど、
保険の加入費も減らせるでしょうから、
できるだけ多くの人に入ってもらってもらっていれば良いだろうなと思います。

入っていても使わない場合に、「使わなきゃソン」と感じがちではありますが、
人間の保険と同じで、健康な人たちがお金を出し合う事で、
病気になる人の分まで支えているわけですから、
安心料と考えて入っておくのが一番なのだと思います。


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