ネコ相手に怒っても逆効果


日々の診察で、時折苦労させられるもののひとつに、
「怒る猫」というのがあります。

猫と言うのは、一度怒りだしたりパニックになってしまうと、
もう手が付けられなくなってしまうことがしばしばです。

猫が雲行きが怪しくなって来て、処置を嫌がりだしたときには、
飼い主さんも焦ってしまう事もあるようですが、
そんな時、時折、怒りだした猫に対して、
「こら、言うこと聞きなさい!」
などと、猫に向かって怒ろうとする飼い主さんがいます。

気持ちは分かりますが、嫌がっている猫に向かって怒ったりすると、
余計猫はパニックになってしまい、
手が付けられなくなってしまうという事があります。

犬では、怒るとしゅんとなって処置を受け入れるようになる事もあるのですが、
猫では、怒ったがために閾値を超えて暴れだしてしまう、
ということが多いです。

嫌がりそうな猫に対して一番良いのは、
だましだまし触って行く事です。

猫相手に怒ったり威嚇してみても、
猫は攻撃して来るか、逃げようとするか、
ということしかありません。

猫が暴れだすと、処置も検査もできなくなりますし、
飼い主さんも獣医師も怪我をしてしまう危険が出て来ます。

猫の機嫌を損ねず、猫も飼い主さんも安全にお帰りいただけるよう、
扱いには気をつけたいところです。


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