臭いんですけど・・


診察の中でたまにある主訴が、「臭いんです」というものです。

口が臭かったり、耳が臭かったり、皮膚が臭かったりといろいろですが、
問題はそれが病気なのかどうかという事です。

中には歯石がついていたり、外耳炎・皮膚炎があったりして、
細菌によって臭いが作られているということも多いのですが、
中には、特に異常がないのだけど、
飼い主さんが「臭い」と感じて、
それを病院に訴えて来ることもしばしばです。

中でも良くあるパターンとしては、
初めて子犬を飼い始めて、しばらくしてから、
口が臭い、皮膚が臭いと訴えて来るというものです。

子犬の場合は、特に独特の「子犬臭」がしますので、
それが初めて犬を飼い始めた人には、気になるかもしれません。

臭いを嗅いでみて、
「こんなもんですけどね。」
と言うと、
「え、いや、臭くないですか?」
と同意を求められる事もしばしばです。

健康な動物でも、ある程度は口や体は臭うのですが、
気になる人には気になるようで、
そう言えば昔には、
「足の裏がトウモロコシの臭いがするんです。」
という主訴で連れてこられた犬がいました。

たしかに足の裏はトウモロコシの臭いがしましたが、
だいたいの犬はそんな感じの臭いがしますので、
皮膚炎とかがなければ、特に治療の対象にはなりません。

臭いが気になるからと言って、シャンプーをしすぎると、
今度は皮膚の脂をとりすぎて皮膚が荒れて来たりする事もありますので、
ある程度は、"そういうもんだ"とどんと構えていただけると良いかと思います。

ただ、臭いがしてきているものの中には、
細菌やマラセチアなどの感染症によって、
つんとする臭いになって来ている場合もありますので、
気になる場合は、念のため獣医師に診せてみると一番良いと思います。


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