獣医師は離婚が多い?


 獣医師同士の中でよく言われる話のひとつに、
「獣医師は離婚が多い」
という話があります。

笑い話で、セールスマンから電話がかかって来て、
「奥さんいらっしゃいますか?」
と言われたから、
「何番目のですか?」
と答えた、という話がありますが、
獣医師は他の職業よりも離婚率が高いとは、
よく言われる事ではあるようです。

その理由としていくつか考えられますが、
考えられる事としては、

・家庭よりも仕事を優先する傾向がある
・家族が犠牲になりやすい
・そもそも変な人が多い

などなどです。

獣医師の性格については人それぞれですし、
本人は自分が変わっているとも思っていませんので(僕も含め)、
今更どうしようもない部分もあるとは思うのですが、
家庭よりも仕事が第一になりやすいという面はあると思います。

勤務であればまだしも、開業するとなると、
夜でも、なじみの人であればきっちり対応しないといけないですし、
日曜祭日でも、出られる限りの範囲で依頼があれば、
そちらを受け入れなければいけません。

僕自身、さあこれから家族で出かけようと言う時に、
電話がかかって来てしまいお出かけ中止、
ということは何度も経験しています。

「苦しそうなんで診て下さい」
と言われたら、それを放置して出かけるのは、
気持ち的に難しいですし、仮に出かけたとしても、
ずっと気になって遊びどころではありません。

獣医師と言うのは、ある程度ワーカホリックな状態の方が、
幸福感を味わえるという人種なのだと思うのですが、
その裏で、家族が時間的にも精神的にも、
犠牲になりやすい面と言うのはあると思います。

ある程度獣医師の職業を理解して、ある程度"諦めてくれる"人でなければ、
獣医師とずっとやって行くのは難しいかもしれません。

少なくとも、「仕事と私とどちらが大切なの?」
と問いつめるような人では、結婚生活を続けて行くのは難しいと思います。

僕も、結婚する前に、
「僕は獣医師だから、日曜休日をきっちり取れるわけではない。
 長期旅行も多分無理だ。
 ある程度以上の事はできないから、そこらへんは諦めてくれ。」
と、最後通牒のようなものを伝えてから結婚しています。

それを過度に期待して、バラ色の生活を期待して結婚すると、
日曜もセミナー行ったり診察をしたり、
きっちり家族の相手をしてくれないし、
旅行もろくに行けないし、おまけに夜まで手術の手伝いをさせられるしと、
不満が募って行く事になると思います。

相手が獣医師以外でも離婚率は高いと言われているのですが、
獣医師同士だと、より高いとも言われているようです。

獣医師同士結婚して、ふたりで動物病院を開くと言うのはひとつの理想でありますが、
代診のときは、たいがい違う病院で代診する事になりますし、
開業時点で、互いの診察や治療の仕方もある程度異なっています。

また、考え方もそれぞれ微妙に違って来る場面もあるでしょうし、
方針について、意見の相違やぶつかり合いもあるかもしれません。

男獣医師と一般女性という組み合わせであれば(うちがそうです)、
男が仕事して、嫁さんが家の事をしてと、
昔ながらの家庭のスタイルになりやすいのですが、
夫婦がそろって獣医師だと、
嫁さんだからすんなり主婦業というわけにもいきませんので、
「ゴハンつくってよ」
「なんで私が」
という話も、中にはあるようです。

意見がぶつかって結局仲違い、ということもあるようで、
聞いた話では、獣医師夫婦が離婚して、
嫁さんが100mメートルほど離れたところに、
新しく病院を開いてライバル病院になってしまった、
というケースもあるらしいです。

仕事の仕方、家庭の築き方と言うのは、
夫婦によってそれぞれだと思いますが、
ある程度、役割分担をしながら、
棲み分けをした方が、変にぶつからず、
すなおに感謝や協力をしあえていいのかな、とも思います。

いろんなケースがあるようなので、
それぞれだとは思いますけれども。


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