ハダカの猫がやって来た


猫の場合は、犬と違って気をつけないといけない事がいくつかありますが、
中でも要注意なのは、「猫を逃がさない」ということです。

犬では待合室でリードが外れたとしても、
ドアさえしまっていればたいがいはすぐ捕まりますので、
どうという事もないのですが、
猫では、一旦逃げてしまうとすばしっこいので大変な事になります。

ただでさえいつもと違う状況の中に連れてこられていますので、
パニックになってしまうと、
病院の中をかけずり回って大変な事になりかねません。

診察室に入った後は、必ずドアを開けて診察をするようにして、
パニックになって逃げたとしても診察室からは出て行かないようにしているのですが、
もしもパニックになって逃げてしまったときは、
隅っこに入り込んでしまいますし、
パニックになって逃げようとしているところを捕まえると、
噛まれたり引っ掻かれたりする可能性もあり、
とても困った事になる事も時折あります。

動物病院に猫を連れて来る飼い主さんは、
たいていの場合、ケージに入れて連れて来るのですが、
見ていて冷や冷やする事に、時折、
猫をケージに入れず、リードもなしの、
ハダカの状態で肩に抱っこして来る人がいたりします。

たしかにハダカで猫を連れて来る人の場合、
やたらおとなしい猫が多いような気はしますが、
はたから見ていると、逃げたりビックリしたりはしないか、
心配になってしまいます
(見かけると、「次回からはケージか洗濯ネットに・・、
 とはアドバイスしています)。

何と言っても、動物病院には猫だけでなく、
いろんな動物がやって来ます。

中には元気な犬などもいて、そんな場合には、
他の動物に興味を示したり近づいて行ったりする場合もしばしばです。

猫は、犬にワンと吠えられるとびっくりして逃げようとしたりする可能性もあります。
いつ何時どんな事があって、パニックになって病院の中を逃げ回り、
ひょっこり別の飼い主さんがやって来た時に、
開いたドアから逃げ出して行った、という可能性もないとは言えませんので、
猫を連れて来る場合は、事故が起こらないように、
逃げないように気をつけてお連れいただければと思います。


このHP内の文章、イラストの無断転載を禁じます。
著作権の一切は二本松昭宏に帰属します。
ライン

あなたのご感想を心からお待ちしております。

おなまえ(ハンドルでも)

メールアドレス(できれば)


性別

メッセージ・ご感想