足のけがとおしっこのとまどい


動物も、交通事故や怪我などで足を痛めることがありますが、
そんなときに足を痛めて起こりえる事のひとつが、
足が痛いためにオシッコをしにくくなるという事です。

動物は人間と違い、便器に腰をかけて用を足す、
という訳にはいきませんので、排尿をしているとき、
その体勢を維持するためには、自分の足で踏ん張らなければいけません。

足を痛めてしまうと、踏ん張りが利かなくなるために、
動物は困ってしまう事になります。

どの足をどうけがするとオシッコに困るようになるかというのは、
種と性別にもよります。

雄犬で、片足をあげてオシッコをする場合は、
後ろ足を片方怪我していても、怪我をした足を持ち上げてオシッコをする事が出来るので、
持ち上げる事さえ出来ればまだオシッコをするには困りません。

雄犬で前足を怪我した場合は、
後ろ足を持ち上げようと思っても、前足で踏ん張らないといけないので、
どうオシッコをしたものかと、とても悩んでしまうようです。

僕の病院には、今前足を骨折の手術が終わったばかりの子が入院しているのですが、
外に連れて行っても、うろうろしながら思案しているばかりで、
なかなかオシッコをしにくそうです。

いつまでたってもブロックを眺めながらうろうろするばかりなので、
仕方なく、尿道にチューブを入れて、そこから排尿しています。

一方、メスの場合や腰を下げてオシッコをするオスの場合は、
前足よりも後ろ足の方が力がかかりますので、
後ろ足のダメージの時の方が、オシッコをしにくくなると思います。

あんまりおしっこを我慢していると膀胱炎になってしまう可能性がありますので、
オシッコをしない場合は、チューブを入れるなり、
体を支えてあげるなりして、排尿を補助してあげる必要があります。

人間でも、両腕を骨折した人などは、
トイレが困るという話を聞きますが、
犬でも、踏ん張ろうと思っても踏ん張るに踏ん張れなかったりしたら、
どうしたものかと途方に暮れてしまうのかもしれませんね。


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