雨と狂犬病


今年の4月は雨の日が多いですが、狂犬病集合注射に参加した日も雨が多く、
天候面でちょっと大変であった年でした。

朝から大雨だったりすれば、その日は集合注射も中止となり、
延期になる事が多いのですが、
ぱらぱらと小雨だったり、開始時刻の前でそれほどの雨でもなかったりすると、
そのまま決行という事になるようです。

注射と言うと、注射部位をアルコールで清潔に拭いて
(暴れるときは不可能な事も多いですが)、
衛生面にも気をつけなければいけないものなのですが、
どしゃぶりの時に雨の中歩いてやって来た犬だったりすると、
びしょびしょの背中をアルコール綿で拭いても、
どこまで効果と言うか意味があるものなのかもよく分からなくなってしまいます。

会場に大きな屋根があるところであれば、
雨をしのぎながらすることもできるのですが、
玄関の軒先程度の屋根しかないような会場(ともいいがたいような場所)
だったりすると、市役所の人たちが、
書類を濡らさないようにするのが精一杯で、
獣医師は雨の振る中をせっせと注射に回る、
ということにもなったりすることもあります。

あまり雨が強かったりすると、
行く予定にしていた人も、出かける気力がなくなるのか、
ないだろうと思ってしまうのか、
やって来る人の数が少なくなって、
予定頭数よりもずいぶん少ない結果になってしまう事もあります。

市役所も、雨だからと中止・延期にすると、
スケジュールが足りなくなってしまったり
(予備日は数日しか組んでありません)、
せっかく行ったのになんで中止なんだと住民から苦情があったりと、
中止にするのも、それなりの気苦労があったりするようです。

獣医師としては、雨の日に野外で注射なんてうちたくはないのですが、
行政の仕事に参加している立場ですので、
市役所が決行を決定すれば、分かりましたとやるしかありません。

出かけてざあざあ降りだったりすると、
どうにも気合いが入らなかったりするのですが、
次の会場に雨宿りが出来るだけの、大きな屋根があることを祈りつつ、
会場へと向かうしかありませんね。


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