皮内縫合について

  皮内縫合というのは、皮膚の中に糸を通して縫合を行う縫合方法です。
 結び目も皮下に埋没させますので、皮膚の上には糸が出ていません。

糸が出ていないので 動物が気にしにくい
糸を取って傷が開く可能性が低い
抜糸をする必要がない

などの利点が幾つかあります。
手術を行ってすぐにリリースする必要のある動物(ノラなど)では必須の縫合方法です。
デメリットは、

手間がかかる
コストがそれなりに(糸の分)かかる
慣れていないときれいにならない

ということがあります。
逆に言えば、慣れればより綺麗に傷口を仕上げることができますので、最近は小さな術創の場合は、もっぱら皮内縫合で縫っています。
避妊去勢以外の、ある程度大きな術創の場合は、時間がかかるデメリットが大きくなってきますので、従来通りに皮膚縫合を行っています。
  犬の去勢手術です。
  犬の避妊手術です。
  猫の去勢手術です。
  猫の避妊手術です。
  応用として、眼瞼のきわきわなどの、通常の皮膚縫合を行いにくいところなどには、皮内縫合を行うことによって、きれいに縫合を行うことができます。