ハムスターの頬袋脱出

 頬袋が飛び出てきてしまったというハムスターさんが来院です。
 頬袋の脱出は、内服の治療では治りません。
 ハムスターは、犬猫よりも麻酔のリスクが高いことを説明した上で、麻酔をかけ、処置をすることになりました。

 飛び出た部分は、炎症と水腫の状態になり、重度に腫れています。
 頬袋の中に押し込もうにも、これだけ腫れていると収まりませんので、先の部分を切除することが必要です。

 先端の飛び出ている部分の根本で結紮します。
 その先を切断します。
 あとは押し込めれば、手術の山場は終了です。
 先端の切除後、何とか頬袋を元通りに整復することができました。
 再脱出してこないよう、口の横の部分を2糸かけておきます。
 ハムスターの麻酔は、気管チューブが使えない、血管確保ができない、もともとの体力が小さい、など、犬猫よりも麻酔管理が難しい部分があります。
 ですが、今回のように手術をしないと治らない病気の場合は手術するしかありませんので、気をつけて麻酔・手術をすることが必要です。