箱を開けたら・・

動物が人になつくのは学習による部分が大きいです。社会化期の小さな時からふれあい、人間は安心だ、楽しいんだと学習することにより、一緒にいることを喜びとするようになっていきます。

その点、野生動物や純粋なノラの動物は人になれていません。人に触られることはおろか近寄られるだけでも恐怖を感じ、威嚇・攻撃をしてきます。

たまに野良猫がつれてこられることがあります。近所の人がけがや病気の動物を見つけ保護してこられるのです。できるだけ治療にこたえていますが、治療される本人はそんなこと分かってくれません。それこそ死にものぐるいです。

頑丈なケージなどに入っていれば観察も出来ますが、ミカン箱などに入っている状態ではまず観察するのが一苦労です。ぐったりしていれば触ることが出来る場合もありますが、ケガしていて気が立っていたりして、うかつに箱がぱっと開くと診察室がまさに地獄絵図と化すことがあります。ネコはばったんばったん逃げ回り、血が診察室を染めたり、便をまき散らしたり・・。診察することより元の箱に戻すことに七転八倒になることがあります。

ネコはすばしこく、しかも攻撃力も見た目以上にあります。本気で咬まれると痛いんですよ!咬まれた後は腫れて5〜7日間はイタイです・・。逃げているところをつかむと死にものぐるいで噛みついてきます。
ノラちゃんの診察のコツは革手袋とバスタオルを用意して、万一の時に備えておくことです。まさに備えあれば憂いなし!

教訓、「ネコをなめるな!」ですね。